信濃大町 新生

今日会った素敵な人

 

鷹狩山にのぼるのにたくさん負けてくださったタクシー運転手のおじさん

友人Mのトイレ探しに奮闘してくださった送迎バスのおじさん

お話ししながらお茶や試食を出してくださったお土産やさんのおばさん方

気さくに話しかけてくださった焼き鳥屋のおじさんと、写真を撮ってくださったおにいさん

緊急で嫌な顔せず的確に対処してくださったみどりの窓口のおねえさん

 

信濃大町の街には心の優しい人が多すぎて、損得感情ではなく、人のためになる喜びのために働く人とたくさん出会い、主観でしか自分をみられない犬猫に憧れる、と話していた行きの電車までの自分はとても寂しい人間だと思いました。

 

どんなに他人に肯定されようとも、なぜか満たされないのは、自分の寂しさを一番自分が知っているから。なので、目先の楽さに囚われず、自分が自分を誇れるように生きないと、結局は、軽薄な生き方は回り回ってじわじわと自分を苦しめに来るみたいです。

 

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しとしとと小雨の降り注ぐ、初夏の新緑の森を、柔らかく肥えた土を踏みしめながら歩いていると、霧のかかった冷たく澄んだ空気が心のズタズタになったところに染み渡って行くようでした。

 

この美しい空気が私の心の淀みを流してくれ、その隙間に、信濃の街の人々の親切心が流れ込んできました。

諦め掛けていた世の中は思っていたより優しく美しく、自分の人生はまだまだこれから、いくらでも取り返しのつくもののようです。

 

 

行動あるのみ、絶え間ない努力をすべし、人に優しく、他人に甘く、そんな自分なら肯定して堂々と生きていけるおもいます。

 

どこか、世の中から隠れるように生きてきた自分とさよなら。

 

新生。